フツーに暮らしてますけど

いくつになっても「箸がころんでもおかしい年頃」のままで生きています。


日常のちょっとしたお話です。

救出のはずが

一昨日、夕方からの勤務の日。


家を出る前に洗面所の窓を閉めようとしたら


裏の紫陽花の枝に蜘蛛の巣が張られ、
そこに蝉がつかまっているのが見えました。


まだ羽が動いている感じです。


裏は斜面になっていて、紫陽花の木の位置は高さ2m50㎝ぐらいの位置。


もうスーツ姿になっているけど、救出せずに出勤したら
きっと後悔すると思った私は、草むらをかきわけ裏にむかいました!


今思えば、なぜヒールを履いていってしまったのか・・・・。


クモの巣につかまっている蝉に大きなクモが近づいてきていたことと、
出勤時間がギリギリだったことで、思わずヒールを履いたものと思われます。


その恰好で長い棒を思いっきり伸ばしてみましたが、届かず。


「えい!」とスカートめくりあげて、そうとうな段差があるところを登りましたよ。
そこからクモの巣めがけて棒を振り回し、あっという間に救出成功!



と、喜んでみたのですが、蝉・・・・・、すでに死んでました・・・・・。


私、クモさんが一生懸命張ったであろう仕掛け、思いっきり破壊しただけでした。


おまけに、降りようとしたら、バランス崩して、ヒールの為に着地失敗し、
体が倒れ掛かったところで、何かにつかまり助かりましたが、とんでもない姿勢になったらしく、筋肉痛と膝にすり傷をつくることに。


ヘロヘロになりながら出勤となりましたが、パパさんに話したら


「自然の摂理に反することをしようとしたらダメでしょ~」


と。


たしかに、クモの気持ちにはなってあげてなかったことを反省です。
若い友人が、
「もしかしたら、その日はクモさんの子供が誕生日だったかもしれないよね」
と言ってました。
クモさんのご家族の幸せな時間を奪ってしまったかもしれないと思うと、
なんてことをしてしまったのだろうと思います。


落下した蝉を、せめてお祝いごとがあるアリさんでも運んでくれたらと願うケイでございました。