フツーに暮らしてますけど

いくつになっても「箸がころんでもおかしい年頃」のままで生きています。


日常のちょっとしたお話です。

距離は大事

職場のスタッフから
 
「ドリカムのコンサート行ったら、最前列だったんです!!」


と、大興奮で話されました。
生きている間に、こんなことは二度とないと思うと言ってました。


わかりますよ!その興奮!


実は、私も以前、最前列になったことがあります。
数年前、ライブハウスで行われたジャズの大御所のライブでございます。


ちょっと早い時間に行ったら、「どうぞ~」と通され、
一番前の席にパパさんとはりきって座ってみました。
その後、ドンドンお客様が入ってきて、イスもドンドン前に出され、
段差のないステージでしたので、
私達夫婦の席はもう楽器を置いてある位置のすぐそばまで侵入状態に。
私達も何か楽器持つべきかなと思うほどのとこまで来ていました。


そして、
憧れの大御所がいよいよ登場!
その方が目の前に来ました!


言葉通りの目の前です・・・。
近すぎる・・・・・。
私のつま先と、憧れの人のつま先がくっつきそうになるので
足も伸ばせない状態・・・・。


パパさんの顔の前には、その方の楽器がくっつきそうになってるし・・・。
これは幸せなのかどうなのか、よくわからないことになっていました。


拍手するのも楽器に触れそうで、
シンバル持ったおサルさんのおもちゃみたいに手を縮めっぱなしで
懸命に拍手する二人。(結構キツイ!)
でも、演奏は最高!
幸福&不幸のループでございます。


このわけのわからないエキサイティングなライブ中に、
その憧れの方は楽器を交換するために、後ろを向かれました。
その状態で一瞬かがんだ時です!
パパさんの顔の真ん前に憧れの方のお尻がくっつきそうなくらいになりました。


ライブ終了後に聞いた話ですが、実はこの時、一瞬異臭がしたらしいです。
それまでずっと、憧れの方のいい香りが漂っていたのですが、
その一瞬は「え?」というニオイだったらしく、
その後、今のニオイはもしや?とずっと思っていたそうです。


そのライブで、私達は、
「憧れの人とは、やはり少し距離があるほうがいいものだ!」
ということを学びました。


憧れの人が、一瞬にして、普通のおじさんに思えてしまった夜でした。