フツーに暮らしてますけど

いくつになっても「箸がころんでもおかしい年頃」のままで生きています。


日常のちょっとしたお話です。

体はヘロヘロ、心はスッキリ

9月半ばから昨日まで
私にとって関わりの深い方々のお葬式に3回出席する事態になりました。


自分もこのくらいの年齢になると、こうやってたくさんの人とお別れすることが多くなるのだな~とつくづく感じています。
今回は新幹線を乗り継いでの遠方もあり、そうとう体力も消耗していますので、そろそろゆっくり体を休めようかなと思っています。


体力的にはお疲れ気味の斉藤ではございますが、
精神的にやけに落ち着いて穏やかなのは、皆さんとちゃんとお別れできたことの満足感かもしれません。



私は心の中になにかをぶら下げておくのは嫌いです。
頭の中で深く考えることもほとんどしません。



歳を重ねるごとに自分にとって、必要なものと不要なものが明確になっていった気がします。
なのでほとんど迷うことはなくなっています。


自分がどうしたら後悔しないか、それのみで物事を決めることにしています。
正しいか正しくないかなんて、そんなのはそれぞれの判断でしかないから気にするだけ損だと思ってます。


自分が楽しくて、自分とかかわってくださる皆さん(家族含めて)が楽しく生きていけたらそれでいい。



今回亡くなった女性から私がよく言われた言葉。


「自分の頭の上のハエをおいなさい」


最初は冷たい言葉だと思っていました。
自分さえ良ければいいのかと。


彼女は
とてもぶっきらぼうな人でした。
言葉もきつい人でした。
負けず嫌いの人でした。
弱音を吐かない人でした。



けれど、
彼女の葬儀に参列した方々から
とてもかわいがってもらったことやお世話になったという言葉をたくさんたくさん耳にして、彼女の人に対しての愛情の深さを知りました。


まずは自分のことをしっかりやっておけば、いろんな人にも優しさをあげられる。
彼女が私に教えたかったことはそういうことだったようです。


私が今シンプルに物事をとらえることができるのは彼女のおかげかもしれません。



彼女は私の継母でした。


思春期に大ゲンカもしたし、数年しか一緒に暮らしてないけど、
本当の強さをしっかり学ばせてもらいましたよ~


ありがとう(^^)v