フツーに暮らしてますけど

いくつになっても「箸がころんでもおかしい年頃」のままで生きています。


日常のちょっとしたお話です。

しっかりしていないことのメリット

昨夜夕方から勤務だった私は、
いつも暇な時間に見る映画も見ず、
黙々と仕事をするという珍しいことをし、
勝手に達成感を感じながら、
その後、みなさんのブログを読ませていただいておりました。



そして、夜11時近くに帰宅し、
着替えようとした瞬間、勤務先からの電話が。


私「はーい。おつかれさまです。どうしました~?」


男性スタッフ「実はさっき車に乗ろうと思ったら、キーがないんですよ」


私「どこにいっちゃったんだろうね~、それこまるね~」


と言いながらも、家に戻った私に電話しても一緒にさがしてあげられないんですけどと思っていました。


実は、帰ってくる前に、
その男性スタッフに他のスタッフからの伝言があり、
それを伝えたところ、なぜか不機嫌になりました。
伝言を頼んだスタッフのことを悪く言い始めた為、


「ねえ?いい提案だと思うけど、なにが不満なの?」


というと、その後の言葉が、全て相手に対して思いやりのない自分勝手なことばのオンパレードのはじまり、はじまり~♪


もう~パレードは始まったら止められないものなのね~
花火もなしで、いきなり始まったら、ちょっと待ってって感じになります。
しかも、このパレードのスピード早すぎる!
シンデレラ達が通り過ぎたら、すぐ、ミッキーが来ちゃうぐらいの勢いで、
もしかしたらアリエルとアラジンが一緒に来てるんじゃない?ってほど。


私は手を振る間もないじゃありませんか。


もう、私、全てのキャラクターに手を振るのやめて、見送りました。


そしてラストか?終わったか?本当にこれで終わったね?
と、判断したところで、


「お互いに思いやりの心忘れないようにしましょうよ。全て自分の損得しか考えてないですよね?少し落ち着いて考えてみてね」


と言って、帰ってきたばかりでした。(この時点ではちょっとイラつく私)



で、電話ですが、


男性スタッフ「あの~もしかして、斉藤さん、僕のキー持って帰ってないですか~?」


私「え?ちょっとまって!たしかめてみるから!」


と、スーツのポケットに手を入れたら


懐かしの刑事ドラマみたいに


「なんじゃこりゃあーーーーー」と叫びたくなりました。



長いパレードを見続けた結果、
私は、人の車のカギをポケットに入れて、なぜか持ち帰ってきたようです。


「ごめんなさい!今からまた戻りますから!すぐ届けるから待ってて!」


そう告げて、車で片道15分かけて、また勤務先へ。
着いた瞬間に謝りっぱなしの私。
30分前の私とは別人になるしかない。
キャラ変か?と思われるほど謝るしかありません。


男性スタッフ「大丈夫です^^ありがとう」


その笑顔を見た瞬間に、


さっきの見たくもないパレードを見せてくれた相手に対しても
優しい気持ちになれました。
この人も30分でキャラ変です。


帰りの運転中にふと思いました。


ちょっと嫌な気持ちで帰った私を、
もう一度この人に会わせてスッキリした気分にさせてくれようと、
神様が、私のポケットにキーを入れて帰らせてくれたのかもしれない、と。



抜けてると、たまにいいこともあるものです。