フツーに暮らしてますけど

いくつになっても「箸がころんでもおかしい年頃」のままで生きています。


日常のちょっとしたお話です。

誰にも言わないよ~♪

先日パパさんを迎えに行った先の居酒屋さんで
オーナーである友人夫婦と久しぶりに談笑。


旦那さんのAさんとはパパさんが幼稚園から、私は17歳の頃からの知り合いなので昔の話がワンサカ出てきます。
見た目不愛想で、なかなかの毒舌なのですが本当はとても優しいことを知っています。(それ知らないと無理!)
私より7歳ぐらい上なので、若い頃は大人だと思っていたお兄さんもお互いに年齢が行くと、どんどん対等に。


奥さんSさんは私と同い年で、とにかくいつも暖かい笑顔の人。
会うたびにホッとするステキな人です。


もうだいぶ閉店時間に近づいたので、まかないを食べ始めたお二人。
そんな二人に初めて出会った時のお話を聞きました。
まだAさんが30代のころ、当時アパートで独り暮らし。


夜中に外で
「ミャーミャー」と鳴く声が聞こえたAさん。
猫か?と思い外にでてみたら
女性が側溝にハマって泣いているではありませんか。
(奥さんソレどんな状況よ!)
とりあえずAさんは手を貸して、
「大丈夫?」と声をかけた。


実はこの時、Sさんはおつきあいしていた彼と別れた日でやけ酒で酔っ払った状態。
(あー、それで側溝で号泣ね)
それを知ったAさんは、Sさんの家も遠いことを知り、
「よかったら、俺はどこか行くから部屋使っていいよ。1人でゆっくり泊まって行けばいいから」
と、言って部屋のカギを渡し、出ていく時のカギの置き場所だけを告げていなくなったと。


「Aちゃん!カッコイイ!そりゃあSさんも惚れるわね~」


と言ったら、まかない食べてるAちゃんが鯨のお肉をくれました。
美味しい・・・・(もっと褒めたくなる私)


傷心のところに、見かけはどうであれ、そんな優しい人が現れたらね~
            ↑
          ここは内緒


漫画みたいな出会い方あるんですね。
今は犯罪が多すぎて、優しい人をも疑ってしまう。
優しくしてあげたくても躊躇するだろうし。
そう思うと、昔はよかったな~と思える話でした。


「お客さんから聞かれることが多いけど、話さないことだから誰にも言うなよ~」って念を押されましたので、ブログに書きました。


あらためて、奥さんになったSさんに質問。
私「Aさんに助けられてよかった?」


奥さん「うん!だって今も幸せだもの~」


いいご夫婦です。
旦那さんに感謝して、一緒に働きながら幸せを感じている奥さん。
私が会うたびに心地よくなるのはこういう人だからです。