フツーに暮らしてますけど

いくつになっても「箸がころんでもおかしい年頃」のままで生きています。


日常のちょっとしたお話です。

レベルアップしてたヤツ

一週間前
いきなり懐かしい友人からメールがきました。


中学生の頃仲良しだった男子5人女子5人の仲間の内の一人から・・・。


中学3年の夏休み明けに遠くに転校してしまった私は
しばらくはみんなと手紙のやり取りはあったものの、時が経つにつれて新しくできた友達と遊ぶことだけで満足になり、昔の友人達とは疎遠に。


そんな中たった一人だけ、20代の頃、いきなりバイクでFくんがやってきました。
よりにもよってその日は、私が結婚の為に一人暮らしからパパさんと住む場所へ引っ越す日。
その引っ越しの最中にいきなりやってくるという、本当に間が悪いF。


約500Km走ってくるなら連絡してから来てくれ!と思いましたが、昔からそういうやつでしたのでしかたありません。
せっかくのご対面も15分ぐらいしか時間とれず、その後観光して帰ったようです。


その後Fとも会うことがなく30年が経ちました。


現在はアートディレクターとして有名な雑誌を手掛けているようです。
そのFからのいきなりのメールで、


「9月にNちゃんと飲んで、二人でケイちゃんに会いに行こう!ってなったからよろしく!」


と。


Nちゃんは中学当時の私の親友で、クラスで一番モテる女の子でした。
オシャレで、かわいくて、運動神経抜群で、なんたって話がおもしろい。
彼女は誰からも好かれる女の子でした。
性格がそんじょそこらの男子よりあっさりしているのに人情深い
「男の中の男」みたいな子でした。


Nちゃんとは、私が25歳の時にパパさんと一緒に会いに行ったっきりで、
その後彼女がどんな人生を歩んでいたのかも知らないまま30年が過ぎていました。


もう苗字も知ることもなく、どこに住んでいるのかもわからないまま時があっという間に過ぎていました。


そのNちゃんとFくんがあっていたことにビックリ。


Fくんに聞けばNちゃんの連絡先がわかるとは思ってもいなかったし、
ここ10年ほど、Facebookやいろんなもので探し続けていた人なのに、簡単に見つける方法があったことに衝撃を受けました。


こうして、やっとお互いに連絡先を知った私達は昨日電話で話すことができました。


私「Nちゃん?」
N「わーーー!ケイちゃんだ!」


声はさすがにお互いに少し低くなってるけれど、何十年経っても何も変わらない会話に突入。


私「Nちゃん、中学の時と変わらないね~」


N「それが、出産してから戻らなくなって20キロ増えてデブ(^^)v うちの母親もそうだったらしくてね、今デブの母親の若い頃の写真見たら細いのよ!。アナタもそうなるって教えてくれてたら心の準備できたのにうちの母なにも言わなかったから、私がこうなって自分でビックリしたもの」


N「でもね、運動神経だけは今でもいいのよ!」(渡辺直美か?)


N「だから、ケイちゃん!二人で大型の免許取って、Fも一緒にツーリングしようよ!」


ちょっとまて・・・・
コイツ、やっぱりなんにも変わってない・・・


N「私は峰不二子みたいなの着て乗るから!」


ファスナーぶっ壊れてもイイみたいなこと言ってるし。


N「ハーレー乗ろう!みんなでブイーーンって!」


みんなでブイーーンか・・・・。


ここからお互いに親の話がちょこっとで、そこから酒豪のNちゃんがFと飲んだら、あいつが弱すぎておもしろくないとの話に。
その間も私は笑いっぱなし。
Nちゃん、変わらないどころかレベルアップしてる気がする。


Nちゃんは旦那さんが転勤が多く、前は一緒について行ってたけれど、今は単身赴任とのこと。
息子さんも一人暮らしをしているので、家には実母と二人で毎日ケンカしながら暮らしているらしい。


こんな破天荒なNちゃんとどんな人が結婚したんだろうという興味も出てきたので、
私「旦那さんって転勤が多い仕事なの?」


と聞くと、


N「旦那はなんか大学で先生してる」


Nちゃん、あなた、教授の奥さんだったのですか。


大学で先生って言い方が、Nちゃんらしくていいなって思いました。
Nちゃんは今も元気で働いてるようだし、親の面倒もちゃんとみる覚悟で生きてるし、酔っ払って側溝にも何度も落ちてるみたいだし、全てがNちゃんらしいままでした。


ハーレーに乗ってFくんと二人でいきなりやってくるのではないかという不安はありますが、内心は楽しみです。