フツーに暮らしてますけど

いくつになっても「箸がころんでもおかしい年頃」のままで生きています。


日常のちょっとしたお話です。

学ばない夫婦

ここ2週間は自宅1階のリフォームの準備で片付けに追われてます。


ご存知のとおり、私達夫婦、それぞれにマイペースでいい加減で、お尻に火がつくまではのんびりという性格。


たしか4月に私の両親との同居案をパパさんが出してくれ、GW後にでもリフォームに取り掛かればいいかもね~みたいな感じになっていたような。


で、7月ぐらいには完成でウキウキかもね~ってみんなで話していたような。


なのに、気がついたらもう6月が終わろうとしてるじゃありませんか!
年齢が上がるたびにどんどん月日が流れるのが早くなってる気がするんですけど!


片付け始めたらきっとあっという間に処分できて、即工事に入れると思っていました。
TVでよく見るお片付隊みたいな人が来て、半日ぐらいであっという間に運んでくれて、中にはリサイクルに回せるようなものもあったりしたら買取なんかもしてくれるんだろうな~って楽しみにしてました。


とりあえず業者さん呼ぶ前に思い出の品とか大事なものがあったら大変なので、私が1人でチェックをすることに。


「あ~コレ、あの子の幼稚園の時の制服だ~」とか
「コレはお母さんが編んでくれたセーターだ~」とか思いながらチェックしてたら、山のように残しておきたいものが・・・・。
大事なものは全部2階に移動することにしたのはいいけれど、
大事なものが多すぎる・・・・。


ミニマリストや断捨離という方向に向くには100年かかりそうな予感。


プラスチックの衣装ケース大で8箱&段ボール4箱分大事でした。
ドラえもんがやってきて、今だけでいいからどこでもドアを出してくれたらいいのにと思いながら、これはどうにか1人で3日ほどで2階に運びました。


後は、交換用のタイヤが12本あるし、机があるし、キャンプ用品一式あるし、イスが6脚とTV台が2つと布団とスキーセット家族分と1回しかしなかったアユ釣りの道具一式とかetc.がまだ1階に。


3日勢い良く動いたらその後3日は休まなきゃムリ!
しかも、やってもやっても達成感が感じられない。


ついに
「パパ!業者さんに頼んで!」


と言ったら、翌日


「知り合いの社長に言ったら、そのくらいの量なら業者に頼むのは損だぞ!2t車貸すから市の埋め立て場に自分で持っていったほうがいいよって教えてくれたからそうしよう!」


私「業者さんに頼んだらいくらぐらい?」


パパさん「10万近くなるだろうって。自己搬入は500kgで1500円らしいよ」


私「運ぶ!10万円と1500円と聞かされたら、私運ぶから!!」
(この時点で500kgってのが一体どれくらいなのかも想像できてません)


しかも2t車に乗れるんですもの。
パパさんの運転は大丈夫なのかという不安よりも2t車の助手席に乗りたいほうが勝ちましたので決定!


2t車で二人でごみ処分をするぞ~!オーーーー!!


と意気込んでいたら


2日前に社長さんから連絡があり
いきなり仕事が入って、軽四のトラックしか空いてないとの悲しいお知らせ。


しかも、その軽トラを持ってきてくれる約束が、我が家から往復1時間かけて取りに行かなきゃいけなくなるという事態に変更。


神様が私が生きている間に3回願い事を叶えてくれるなら、ここで1回使いたいです。


「神様、2t車をここに持ってきてください」
って言ってしまいそうになりましたが(2tトラックに乗りたい為)、訂正します。


「どうぞ神様!ここにあるもの全部ゴミ処理場に移してくださいませ!」


残念なことに、結局、神様も現れてくれなかったので、パパ&私が軽トラでゴミ運搬をすることになりました。


【6/19搬入日】
搬入できるタイムリミットは午後4時半。
朝から気合いを入れてパパさんは作業着にお着換え。
私も作業着が着たいけれど持ってない・・・・。
パパさんの作業着が輝いて見える。絶対買って置くべきだった。
私にはどんなドレスよりも作業着が羨ましいと思った。
でも、これは神様に頼むほどでもない。


【10時】
「車取りに行ってくるからその間に持って行くものまとめておいて」


と言い残し去ったパパさん。


片道30分の山の上の社長さんちまで出かけて行きました。
(軽トラならもっと近くで貸してくれる人もいたと思うけど)


残された私は最後まで全力を出せるように、とりあえずは30分休憩しとかなきゃと思い、まずはコーヒータイム♪
残りの30分はフル回転でまとめましたよ~。


【11時】
軽トラ到着
パパさん「とりあえずちょっと休憩してから積むから」
私「うんうん。私もちょっと休憩する」
(30分しか動いてないのは内緒)


【11時30分~12時】
二人で載せ始めたけれど、どうも載せ方のこだわりが合わずちょっとイラっとしはじめる二人。どうにか載せれる分載せた結果、出したい分の半分しか載らず2回往復が必要と判明。
シートをかぶせて軽トラに付いてた太いロープでくくりつけできたところで、
パパさん「とりあえず休憩してから行こうか」
私「うんうん。そうしよう」
ちょっと達成感感じてる為ニコニコしてきた二人。


【12時】
山奥のゴミ処理場に向けて軽トラしゅっぱーつ♪
山側にいくのでどんどんいい景色になって、気分は最高。


「パパ!楽しいね!」
というと、
「そっか」
という返事で、私ほど楽しくはなかった模様。


【12時30分】
ゴミ処理場に到着。
ちょっとした手続きをして車のまま埋め立て場に向かうよう指示される。
初めて見る埋め立て場に感動!だだっ広い!全部ゴミで固められた土地って初めて見た。
だだっ広い場所にたった二人のお兄さんがいて談笑してて、
「その辺に全部おいて行ってくださーい」
と言われただけ。
手伝うってことはしない感じなので、私達二人でポンポン放り投げて終了。
楽しすぎる。


【13時】
ゴミ処理場の出口に行くと行きと帰りの車の重さからちゃんとゴミの量が出され金額が表示される仕組みで、200㎏ 1500円だった。
2t車なら500㎏積めたと思うと損だけど10万円に比べたらラッキー。


【13時30分】
お腹が空いたので汗だくの作業着姿でお店でラーメン&カレーを食べる二人。


【14時】
一時帰宅
パパ「第二弾の積み込み作業に入る前にちょっと休憩しとこ!」
私「そうしよう♪」
サボることに関しては常に意気投合しながら30年間過ごしてきてます。
16時半にはゴミ処理場が終わるので、15時に積み込みをしようと決めてゆっくりすることに。


【15時】
積み込み開始!
あれも載るかもこれも載るかもとドンドン増えた結果、意外に時間がかかった。ちょっと焦り始めた二人。
遅くとも16時には出発しないと間に合わない。


【15時45分】
シートかぶせて後はロープでくくりつけるだけ!
よし!間に合う!


ここで思いもよらぬ事態が発生!
パパ「ロープがないんだけど・・・・」
私「え?もしかして、積んだものの下になった?」
この辺からパニック状態。
あんな長いロープは我が家にはないよ~~~
どうする?あと15分しかないーーー。


パパ「俺ロープ買ってくるから待ってて!」
私「わかった!気をつけて!」


その後ドキドキしながら待つこと15分。
まだパパさんの車は戻ってこないので一応ゴミ処理場に電話してみました。


私「あの~そちらの終了時間って何時でしょうか?」
(知ってるけど一応)


係の人「16時30分となっております。」


私「あの~実は今、途中まで来てるんですけど(まだ出発してません)、10分ぐらい遅れそうでとりあえずお電話差し上げたんですけど、少しだけ待っていただく事はムリでしょうか?」


係の人「あーーそうなんですか。申し訳ないんですけど、16時30分で機械が止まってしまうんです。残念ですがすみません。」


そうですか・・・・・
本当に残念です・・・・
トラックを返さなきゃいけないし、ゴミも全部積んだままだし、
私もパパさんも明日は仕事だし、どうしたらいいんでしょ・・・。


と、思っていたらパパさんが帰ってきました。


パパ「よし!しばるぞ!」


私「パパ・・・もう16時20分だよ・・・。ムリ・・・・」


30分かかる場所に10分で到着するためには軽トラを飛行機にでも載せるしかないと思う・・・。
あとは、神様かドラえもんにお願いするしか・・・・。


こうやって、のんびり夫婦のゴミ処理計画は失敗に終わりました。
その後、しゃっちょさんに連絡入れて軽トラをもう一日借りれることになり、翌日パパさんが仕事中にどうにか時間を取って運ぶことになりました。


今回の件に限らず、何度こういうことがあったか数え切れませんが、なかなか学べない二人です。
ちなみに、ロープは第一弾にゴミを出す時に一緒に捨ててきたみたいです。
新しいロープと菓子折りを持って、社長さんにお礼に行きました。