フツーに暮らしてますけど

いくつになっても「箸がころんでもおかしい年頃」のままで生きています。


日常のちょっとしたお話です。

卵焼きの話

滅多に作らない自分のお弁当。

旦那さんのお弁当も作ったことはありません。


若い頃に「作ろうか?」と聞いたら

「♡のなにかが入ってたりしたら恥ずかしいから遠慮しとく」

と言われたので、やめました。


ちなみに、「中身が男だよね~」言われることが多い人間ですので

女子力など微塵もなく、♡の絵文字ですら使えないのですが・・・。

きっと、料理下手な私のお弁当を持っていった暁には、

ネガティブになってしまうと悟っていたのでしょう。


そんな私でも、娘のお弁当は頑張って作っていましたよ!

幼稚園と高校時代の6年間。地獄でしたけど^^;


娘が小学校の低学年だったころ、

お友達が頭を数針縫う怪我をした時がありました。

そのお話しを私に教えてくれていた途中で


「ママ、〇〇ちゃんは痛い間、なにを一生懸命思ってたんだろうね~」


というので、なぜそう思ったのかを聞いたら


「ママは、つらい時は自分が一番好きなもの考えるようにしなさいって言ってたから」と。


「ミーは、転んで痛かった時とかはママの作った卵焼きを思ってるの」


それを言われた瞬間、思わず抱きしめたくなったことを覚えてます。


お料理の下手なママの卵焼きが、

一番好きなものだったと知った時のあの感動!
愛おしさ倍増でした。


今日チョット思い出した私は

自分でお弁当を作り、何年ぶりの卵焼きを作りました。

娘が大好きだった卵焼き。

どんだけ美味しいんだったっけ?

と、食べてみたら



まずい・・・・・。

やっぱり・・・・まずい・・・・・。

ほとんど、味がしない・・・・・。


あらためて、娘が愛おしくなった日でした。