フツーに暮らしてますけど

いくつになっても「箸がころんでもおかしい年頃」のままで生きています。


日常のちょっとしたお話です。

無謀だった頃のお話 その1

春になるとバイクが目につきます。


もう30年近く前のこと、

車の免許もない私は、休日に出かけることもなく、

いつも家でダラダラしていました。


その頃はバブルの時代でしたので、通勤はタクシーのみ。

車がなくても不便を感じることもなく暮らしていました。


ある日お散歩してみたら、バイクやさんを発見!

小さな、きれいとは言えないお店の中に、たくさんのバイクがありました。


なんかおもしろそう~

それだけで、入ってみると薄暗くて誰もいません。

いろんなバイクが雑然と並んでるだけ。


そこでぼーっとしていたら


「バイク、好きか?」


ってオジサンの声がしました。(まだ私は20代なので)


そこに現れたのは、パーマが伸びて、アフロっぽい頭のつなぎ姿のオジサン。結構な迫力がありました。


好きか嫌いかと聞かれたら、嫌いではないし、


「はい!好きです!」


と、答えてしまいました。(オジサン、迫力ありすぎて、嫌いなんていう勇気でません)


アフロまがいのオジサンは、ニコッと笑って、


「またいでみるか?」と。


「はい!乗ってみます!」(だって、断ったらこわいし)


すかさず、目の前にあった400ccにのせられました。


遊園地のパンダか、なんかの乗り物にのせられた気分で

テンションが上がった私に


「どうだ?」


とアフロオジサンは聞いてきました。


「たのしいです!なんか気分いい!」


と、そのまま返事をし、このまま乗っていたいと思ってしまったのです。


今思えば、遊園地の乗り物の、「もう一回!」って何度もせがむアレの心境だったと思います。


思わずそのテンションのまま


「オジサン!私バイク買います!どれがいいですか?」




と、言ってたみたいです。(結構笑い話にされてたらしい)


まず、免許をとってこいと言われ、

まず、バイクを買わせてくれと言い返しました。


免許がとれるかどうかもわからない相手のバイクを準備し

キャンセルするって言われてもメンドクサイと思っていたのでしょう。


とにかくパンフレット見せてほしいと頼み、一瞬で気に入ったバイクに決めました。


それがこちらYAMAHA SRX250でした。

 


続きは次回にしまーす。