フツーに暮らしてますけど

いくつになっても「箸がころんでもおかしい年頃」のままで生きています。


日常のちょっとしたお話です。

心配してくれる人がいるということ

知り合いの30歳の女性が、車の免許を持っていたにもかかわらず、
再度試験を受けました。


それはなぜかと言いますと・・・・・



はい!免許の更新をし忘れてしまった為でございます^^;


筆記も技能も受けなおししなくてはいけないことになるんですね~。
今更自動車学校に通うのはもったいないということで、必死に免許センターに通ってがんばっていたようです。
もう何年も運転はしてなかったので、高速道路に出る日の緊張は凄まじかったらしく、私にも大泣きのスタンプが送られてきていました。


『高速教習、なんとか生きて戻りました!』


との報告。(教官が乗ってるから滅多に事故はないと思うけど)


彼女が筆記試験合格の後、技能試験を受け、無事に合格できた時には


『ブラジルの方々と喜びあってまーす♪』


との報告。


どうもその日はブラジルの方が多かったらしく、彼女はフレンドリーな方々の中に思いっきり溶け込んでいたようです。
彼女の性格を知っている私は、免許センターで、皆さんとカーニバルさながらサンバを踊っている姿を想像してしまいました。


そして昨夜、彼女が2度目の免許取得後、初めての運転をすることになり、
旦那さんを駅まで迎えに行くことに挑戦。
今回の免許を取るまで何年も運転をしたことがないのを知っているので、


「ゆっくり行きなさいね!ちゃんと無事に帰ってきなさいね」


と私が声をかけると、


「なんかすごく嬉しいです。」(思いっきりの笑顔で)


と言うので、内心ちょっと驚きながら


「そう?」


と言うと、


「はい!なんか、心配してくれる人がいるっていうことがとても嬉しいです。ありがとうございます。気をつけていってきますね!」


と言いながら出かけて行きました。


その言葉で気づきました。


彼女は、2年前にお母様を亡くし、お父様も現在ご病気で不安定な状態です。
小さい頃からいつでも心配してくれていた人がいなくなってしまうことの寂しさを感じていたのでしょうね。


普段、私が50代になってもなにかと心配する親に対して


「心配しすぎ!」


と、言っていた自分を反省させられました。


心配してくれる人は大切に想っていてくれる人なのだということを忘れてはいけませんね。