フツーに暮らしてますけど

いくつになっても「箸がころんでもおかしい年頃」のままで生きています。


日常のちょっとしたお話です。

無事任務完了

12日、姪の結婚式。


11時40分より行われる式の為、親族は11時20分までに集合予定。
花嫁の母である姉のみ、『紅差しの儀』があり、自分の着付けもあるので、
7時半に家を出なくてはならないとのこと。
私は義兄と甥の3人でゆっくりと準備をしていけると思ってました。


しかし、世の中そんな甘いもんじゃない。
前日の夜にいきなり


姉「なんか一人だと不安だから、あなたも一緒に行ってほしいの^^」


出た!!ワオー!!
できたら閉店ガラガラと言いたい。


早起き苦手な私に一番難題な任務を命じてこられましたか。


姉「髪の毛のセットと着付けしかお願いしてないし、私あまりメイク上手じゃないから、あなたにメイクしてほしいし^^お願い^^」


即答で了解しましたよ。姉の人生の中での大きなイベントの日。
ここはなんでも協力するわよ!


当日姉と私は8時に式場に到着。
(早起きしなきゃという緊張の為3時間しか寝れなかった私)


「ではお母様こちらで髪の毛をセットいたしますのでどうぞ~」


と言われ私も一緒に入る。


私「すみません、付き添いです」


と言うと、「よかったらこちらへ」と姉の横にイスを置かれ、
髪の毛をセットする姉を見守り続ける任務。


その間も姉は美容師さんにお話を続けて美容師さんもニコニコ。
イスに座って見守り続ける任務続行。


美容師さん「こんな感じでいかがですか?」


姉「はい!ステキにしてくださってありがとうございます」


そこで、バッグの中を探し始めた姉。


姉「あら!かんざし忘れてきちゃったみたい;;」


えーーー!!一か月ほど前から私に電話でかんざしを貸してほしいって、
何度も何度も私にそれだけは忘れないでね~って言ってたのに?


私、新幹線に乗って大事に運んできたかんざしを・・・
姉はあっさりとテーブルの上に忘れてきたらしい・・・


妹はもちろんすぐに動きましたよ。
甥に電話をして、かんざしを持ってくるように指示してセーフ!
(任務はどんどん追加されます)
10分後に出るところだったらしくあぶなかった。

報告を受け、姉も一安心して、自分でメイクにとりかかりました。


そして、着付けサロンに移動。
ここでもイスに座って見守り続ける私。
ほとんどSPのようになにかあったら機敏に動ける態勢になっております。
そんな中ここでも楽しそうにお話しをしながら着付けてもらってる姉。


「帯締めはどちらのお色になさいますか?」


と聞かれた姉はすぐに私に視線を。
はい!出動!イスから立ち上がりそばに行き
瞬間に判断し「こちらでお願いいたします」
と一言告げ、また椅子に戻ったSP。


無事に着付けを終えた姉は


「ありがとうございました^^苦しいところもなくて長い時間でも大丈夫そうです^^」


と、お礼を言い私の所へやってきました。


ずっと様子を見ていた私が、
「ずっと和やかな雰囲気作ろうとしなくていいからね!そんなことしてたら疲れちゃうから」


というと
「あら、いつでも楽しいほうがいいじゃない^^こちらの方も皆さん楽しくお仕事していただいたほうがいいでしょ?」


たしかにね。お姉さん、私もあなたが楽しくいられるように待機しながらがんばってます^^;


無事にかんざしも到着。
思わずホッとして、記念に写真を撮った叔母と甥(何の記念か意味不明)
一つの任務を完了した甥もポーズで決めてみました。
私も必殺○○人のようにかんざし持っております。


姉はかんざしのことなど忘れ、誰かと話してます。


こうして、皆さんより3時間も早く到着し、
出がけのバナナ一本のエネルギーは使い果たした私でしたが、
その後、滞りなく式が行われ、楽しい楽しいひと時を過ごさせていただきました。


姪っ子の花嫁姿にさすがに涙しましたよ。



そういえば、式が終わって気づいたのですが、


私はメイク係として早起きして一緒に来たはず。


メイク全くしてあげてませんよね。


あなた全部一人でしましたよね。


普通、花嫁の付き添いってのは聞きますけど、
花嫁の母に付き添いがいて、花嫁の姪っ子は一人でしたよね。


そして、結局、私は、トイレの心配任務忘れてました・・・。


みんなが楽しかったね~と幸せいっぱいになった結婚式。
いいお式でしたのでもうなんでもいいです。



任務を終えた次の日、帰りの新幹線に乗る前に自販機で飲み物を買おうとしたとき
どれにしようか迷っていると、見送りに来てくれた姉が


「これがいいわよ~新幹線にとっても合うのよ^^」
と指さしたのがコレ
        ↓

     

新幹線に合う飲み物の意味がわかりませんが、ツッコミをいれる時間もなかったので、とりあえずコレ買いました。


姉に何度ものありがとうを言われ、元気に手を振って別れた後、
新幹線の中でジャスミンティーを飲みながら


「たしかにこれは合うかもしれない」
と思いました。