王に挑む話
「また壊してしまってすみませ~~ん^^;」
と、昨夜電話が来ました。
事の成り行きは事前に他の人から聞いていましたので知っていました。
彼女が今回壊したのは、客室の電気ケトルでございます。
見事にフタがもぎ取られたような状態になっていました。
私が留守の間になにか壊れたら謝らなきゃいけないなんてシステムは
全くありませんし、怒ることも絶対ありません。
なのになぜ、わざわざ電話があったのかというと
彼女が勤務して1年で、掃除機3台、トイレの壁、電気ケトル、その他いろいろを
なぜか壊してしまっているのです。
その間他のスタッフが何かを使用して、壊れたことを聞いていない為
「よっぽど運の悪い人なのかもしれない」
と思い続けていたのですが、どうもそうではなかったようです。
「なにかモノを破壊する特殊な電磁波でも発しているのかもしれない」
とも、考えてみましたが、電気機器だけではなく、壁もなので違うようです。
けれど、電話をしてくるということは、相当申し訳ないと思っているに違いない。
こんなに立て続けだと本人も凹むよね~って思って、
「モノにも寿命があるから、たまたま〇〇さんがその最後にあたってしまってるのかもね。大丈夫ですよ~」
と、言ったのですが、その後に衝撃の一言が返ってきました。
「あははは^^私ね、乱暴なんですよ^^自宅の物もいっぱい壊してるし^^
あははははは~~~~~」
って、強い!強すぎる!!凹むどころか爆笑。
屈託のない笑い声と共に、自ら破壊王であることを明かした〇〇さん。
それを聞いてしまったら、
世のため人のため、破壊王からココを守らなければ!
新しい任務のために、変身してでも戦ってみせます!
悪気が無い人の心に響く言葉を真剣に考えねば!
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