フツーに暮らしてますけど

いくつになっても「箸がころんでもおかしい年頃」のままで生きています。


日常のちょっとしたお話です。

ハリーポッターの本の話

「今夜はハリーポッター見るんです~♪」


と、同僚が嬉しそうに言っていました。


ハリーポッターが大好きだそうで、全部映画を見てるとのこと。



 第1作『賢者の石』は、家の娘が小学生の頃発売されました。


その頃、ずいぶん話題になっていたので、私も娘に読ませたいと思っていた矢先、ちょうど母から電話がありました。


「なんでもいいから本を読むクセをつけてあげたほうがいいんじゃない?」


と言われ、好きな本があるならプレゼントしたいとのことでした。


なら、題名いうからそれにしてほしいと私が言うと


母は一生懸命にメモっていた様子でした。


数日後、


「本屋さんの店員さんに言ったけど、なかなかわかってくれなくて大変だったのよ~。やっと買えたから^^」


と、電話がありました。


こんなに宣伝してて、大注目の本なのに、なぜ定員さんがわからなかったのが不思議でたまりませんでしたが・・・



実は、母、

本屋さんに行って、メモを見ながら話したそうですが、

私との電話で言われた『ハリーポッター』が聞き取りにくかったため

『賢者の石』のほうだけメモしてたみたいで、


しかも『賢者の石』ではなく


『ケンちゃんのイス』だと思って、メモしていたらしいのです。


つまり、本屋さんで


「『ケンちゃんのイス』って本ありますか?」


と、言っていたそうで、そりゃあ~わかるわけない!


ハリーポッターのケンちゃんのイスならまだわかってくれたかもしれませんが、そこ抜かして、しかもそこまで変化させちゃったらムリでしょう!


世界的に有名になった本が


『ケンちゃんのイス』って、どういう話なのか知りたいほどでした。


店員さんは一生懸命探してくれて、母のメモも確認し、大変だったことと思います。


まだ携帯も普及していなかったころだったので、連絡することもなく

とりあえず、ハリーポッターを最終的に渡してくれた店員さん。


きっと、その日の笑い話のネタになったことでしょう。


結局、その本は娘が少し読み、私が楽しく一気に読み終えて、

大事に保管しています。