フツーに暮らしてますけど

いくつになっても「箸がころんでもおかしい年頃」のままで生きています。


日常のちょっとしたお話です。

病室での二人

苦手な面接で頭も心も混乱状態の私とは真逆で、
うちの家族は
それぞれに楽しい毎日を過ごしているようです。


それが癒しになっているのはたしかなので、あらためて感謝ですが。


最近は義父が(母の再婚相手)短期の入退院を繰り返してましてバタバタしてましたがまた明日退院が決まり、「焼き肉が食べたい!」と言えるほど元気なのでご安心ください。


義父は食事制限もあるので母も大変そうですが、入院中は義父の食事を気にしなくていいので思いっきり好きなものを1人で食べているようです。


「あなた来なくても大丈夫よ~」
と、私の体を気遣って言ってくれる母ですが、なんたって85歳。
いろいろ心配なのでどうにか時間を見つけて先日父の見舞いに行ってきました。


私「どお?元気?」(入院している人にこの挨拶はちょっと違うのかも)


義父「おーー!元気だぞ!」


やっぱり顔を見てその言葉をきくと初めてちゃんと安心できるものです。
前回は海が見えるお部屋でしたが、今回もなかなかいい感じ。

(ブラインドで見えにくくてごめんなさい)


義父の喜ぶ顔も見れて、来てよかったな~と思っていたら昼食が運ばれてきました。


義父「今日はなんだろうな~」
入院中はTVと食事しか楽しみがないものね。


「はい!どうぞ~」
と、目の前の小さなテーブルに置かれた昼食のメインがこちらでした。


義父「あははは!カレイにカレーだぞ!」


私「今日はダジャレの日なのかもね~」


義父「カレイにカレーだもんな~あははははは」


もう笑いが止まらなくなった義父。


「なんだこれ、カレーとカレイだぞ~あはははは」


わかったから…と思う娘。


義父は『カレイ&カレー』がツボに入りすぎて涙目になって笑い続けて、もう食べれる状態じゃない。
まるで女子高生かと思うほどの笑い方。
義父のその様子が私のツボにハマってしまって、私まで爆笑の渦に。


結果
「カレイにカレーーー」って言いながら笑い続ける入院患者の父85歳と見まいに来たのに大声で笑い続ける娘56歳のバカ親子になりました。


普段の行いが良いせいか、同室の方がいなかったのが幸いです。


二人でいるとこのままいつまでたってもご飯が食べれないと思ったので


「私お母さんを迎えに行って、また後で来るからご飯食べてね~」


と言って、部屋を出ようとしたときに、チラッと振り返ったら
まだ肩を震わせながらも食べ始めた義父。


「これ、うまくはないな・・・」


って声が聞こえました。


『カレイにカレー』は面白かったけどおいしくはなかったようです。