おっちゃんとわたし
こんにちは!
昨日はラグビー応援で興奮した為かなかなか寝付けず、やっと眠れた瞬間に12時間も仕事をし続けている夢を見てしまい、朝から疲れた気分で仕事をしている斉藤です。
夢の中であんなに仕事したんだから今日はもういいかって気分なので、みんなに内緒でブログを書くことにしました。
前回も書かせていただいた我が家のリフォームがもう数日で終了します。
今回のリフォームで、キッチン、お風呂から始まり、壁紙、床材、玄関ドア&室内ドア、照明器具まで全部自分で決めてたら、とんでもなく大変なことを実感しました。
最初は「自分で貼りますから~」と言っていた床も、もう選ぶだけで精いっぱいになり「無理!」となりました。
というわけで、作業は全部プロにお任せすると決めてからはちょっと気がラクになり、大工のおっちゃんにおやつとお茶を出す時間にいろいろおしゃべり。
気分よくお仕事をしてほしいと思い、おっちゃんが
「コレ美味しいね~」
と、言ったら数日後にまたそのお菓子をだしてみたり、ちょっとした気遣いをがんばってみました。
そうやっておっちゃんと私のコミュニケーションも良好で楽しい毎日を過ごしていたある日のこと。
工務店のしゃっちょさん(60代後半女性)が様子を見に来た時に、
しゃっちょさん「ねえ、ここの空間もったいないから床下に少し収納できるようにしたら?」
と。
私「それできるならうれしい!大丈夫ですか?」
しゃっちょさん「大丈夫でしょ!ここをあけてやったらいいね!」
おっちゃん「もうここの床張ったのにやるのか?」(ちょっと不機嫌)
2人の間に挟まれて身動きが取れなくなった斉藤。
「できるでしょ~ここをちょっとやって~」
と、簡単に言うしゃっちょさん。
「やり終わったところはがすのか」
と言いながら、バリバリはがしはじめたおっちゃん。
もうかんぺきに怒ってますオーラ全開。
仁王像顔になって板をはがすおっちゃん。
この時点で『メドゥーサ』に見つめられちゃったごとく石になった斉藤。
どうしていいかわかりませんもの!!
ずっと仲良しできたおっちゃんと私の間に溝どころか、大きな川がながれちゃったような・・・。
その瞬間、
「私次の現場行くから、よろしくね~」
って、しゃっちょさん逃げてった・・・・・・。
ひぇ~~~~
私も次の現場に行きたかった。
けれど、石の私は動けなかった。
って、言ってる場合ではない状況なので、
「すみません!簡単なことなんだと思ってお願いしてしまって、本当にごめんなさい!二度手間なことお願いしてしまって」
と、言うと
おっちゃん「いや~素人さんにはわからなくて当たり前だよ。ただ、社長はわかってて言うから頭にきただけだ。やるからにはちゃんとしたもの作るよ!」
おっちゃん・・・
カッコイイ!!
「さすが!ヨッ!棟梁!」と言いたくなりましたが我慢しました。
一応パパさんにこの出来事を伝えたら、その日の夕方、おっちゃんにビール6缶プレゼントしてくれたと聞き安心しました。
あれから、おっちゃんと話し合って、玄関やトイレに小物を置けるニッチを作ってもらったり、いろんなアドバイスをくれたりで本当に感謝です。
ちょっとの狂いも自分が納得いくまで調整するプロの仕事を見て、ただただ尊敬でした。
廃材も上手に利用してくれて本当に助かりました。
ただ、おっちゃんはこだわりが強いので、今の流行りなんて全く気にしません。あくまで昔からの色とかをグイグイ押してきます。
さすがにそこは譲れないところだったので、おっちゃんに内緒で注文入れてました。
そんなおっちゃんともいよいよお別れです。
ちょっと寂しく感じてますが、今後は私の両親が大喜びで暮らしてくれると思います。
おっちゃん、ありがとうございました~
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。