フツーに暮らしてますけど

いくつになっても「箸がころんでもおかしい年頃」のままで生きています。


日常のちょっとしたお話です。

2020年の夏は その1(キャンプ初日)

昨年11月末から私は、週3日の父の透析治療の送迎&仕事&家事の生活が始まり、パパさんとのキャンプがなかなかできない状態でした。


パパさんはソロキャンプをしてましたが、決して流行りにのっていたわけでもなくやむ終えずのソロ状態でした。


一緒に遊んで一緒に感動できたり楽しんでいた状況が一変してからの8カ月間。
環境の変化+コロナがあり、こんな私でも知らない間にストレスが蓄積されていたことについ最近、気づきました。


「自分が楽しくないと人には優しくはできない」
ずっとそう思って楽しむことを忘れずに過ごしてきたはずが、今は自分が楽しむ時期ではないと思い込んでいたようです。


「私達を気にせずに、あなた自由に遊んでね」
と何度も母に言われながらも(きっと母から見ると私が疲れてることに気づいていたのだと)、勝手に自分で規制をかけて、自己満足してた自分に気づきました。
たしかに、私がいなくても家事全般ができる高齢者で、出かけたかったらタクシーを利用したら可能なわけです。



というわけで、土曜日の透析終了後は、日曜、月曜は透析がない日なのでそれに合わせてパパさんとキャンプに行くことを計画!


その数日後、娘からの電話でRくん(娘の旦那さん)が会社のキャンプ予定が急遽キャンセルになって、準備万端だったRくんがガッカリしていることを聞き、


「パパとママはキャンプ予定してるよ~」と言ったら
娘夫婦も
「参加する!」
となり、県内の車で1時間程度のキャンプ場を予約。


8月8日、家族4人で現地集合。
先に着いたパパ&ママはチェックイン手続きを済ませ、指定のサイトへ向かいました。
何度か利用しているこちらは、自然いっぱいで一区画が相当広くのびのび使えるのが魅力。
荷物を運んでいたらちょっと離れたお向かいのサイトで一生懸命にテントを張っているご家族がみえました。


その間に、またもう一家族到着。
車から降りて来て、私の前を通りかかったのは




スラムダンクの中の一人ですか?って思えるこんなユニフォームを着た190cmぐらいありそうな外人さんで、目が合った瞬間に微笑まれたので、
ご挨拶しました。


キャンプ場でもソーシャルディスタンスは大事よね~と近くまでは行かずに私達夫婦もテント張りしていたら、なんかお向かいで陽気な声が。


私達の向かいでテント張りに四苦八苦していたご家族とめちゃくちゃ楽しそうにスラムダンクのお兄さんが英語で話してました。


「あら、お友達同士で隣のサイトでご予約だったのね」と思った斉藤。
その後炊事場にタオルを洗いに行ったら、二人の男性がやってきて、


「こんにちは~暑いですね~」と言われたので
「本当に暑いですね~」と普通に返しながらお顔を見たら


あれ?また外人さん。


「どちらからいらしたのですか?」と聞かれる斉藤。
「〇〇市です。どちらからですか?」と聞き返すと


「僕たちも〇〇市からです!〇〇市の〇〇町に住んでるんですよ!」
「えーーー!!うちから車で5分じゃないですか!」


個人情報のうるさい世の中はめんどくさいと思いながら、多少は身を守りながら生きるクセはつけてきたので自分の住所は明かしてませんが、同じ市内からやってきたというだけでなんとなく安心感。
コロナ感染は絶対しないようにとやっぱり神経質になっている自分を改めて感じました。


その方たちはネパールの方々でしたがこちらに来て16年とのことで、もう日本語がペラペラのご兄弟でした。


「ちょっと待ってて」


とお兄さんの方に言われ、炊事場にいると
小さなとってもカワイイ女の子を連れてきてくれて、その子が私に


「こんにちは~♪わたし、イーヴァ♪よろしくね♪」


と、かわいいポーズをとりながらご挨拶してくれました。


あれ?このご挨拶の仕方はどこかで聞いた覚えがあるんだけどどこでだっけ?
あ!小さい頃遊んだリカちゃんだ!と思いだした。


「こんにちは♪私、りかちゃん♪よろしくね♪」だったはず!
そんな懐かしいことを思い出しながら


私も


「こんにちは♪わたし、ケイちゃん♪よろしくね♪」


と言いたくなったが、やめた57歳のケイちゃんでした。


「こんにちは~イーヴァちゃんは何歳ですか?」


と聞いたら、3本の指を出して


「イーヴァは4歳!」と。


そうよね。一年間3本の指を出して「3歳」と言い続けてきたのを簡単に4本に変更って難しいもんね。


そこにイーヴァちゃんママも参加してちょっと話して、戻ったら、お向かいさんがイーヴァちゃん一家のテントだったと判明。


そしてそのお隣が(5mぐらいは離れてます)スラムダンクのお兄さん一家のテントサイト。
のちに仲良くなったら、彼はナイジェリアの方で奥さんは日本人でした。
そちらは4歳の男の子トミーくんと1歳なりたての、
すみません........お名前忘れました..........〇〇くんがいました。


しかもそちらのご家族も同じ〇〇市からでした。
イーヴァちゃん一家とトミーくん一家も実は初対面だったとのこと。


遠く離れたサイトには日本の人がうじゃうじゃいる中で、斉藤家はなんてグローバルな環境なんでしょう。


そこへやっと到着したうちの娘夫婦が今回のキャンプはこのサイトだよと伝えたら、大喜びでした。
バックパッカーで海外を歩いてきた二人なので、海外の人と交流することが大好きで、キャンプでこの環境に大喜び。
今回の感染が広まってしまい新婚旅行も行けてないんだもの。このキャンプで楽しんでね~と思う母でした。(安あがりな新婚旅行)


パパが炭に火を入れ始めた頃、お向かいからイーヴァちゃんの鳴き声が。
ママさんが何を言っても大泣き状態。
どうしたのか聞いたら、トミーくん一家がスラムダンクパパさんの友人の家が近くにあってそちらに行ってくるとのこと。
とても仲良く遊んでいたイーヴァ&トミーは離れるのがイヤでそこで大泣きが始まったらしい。


なんか相当困っている様子だったので、


斉藤「イーヴァ~、私と海を見に行ってみない~?」
(欧米か!って感じの誘い方になってしまった斉藤)
と、声を掛けてみたら、意外にすんなり抱きついてきて首にしがみついてきた。


トミー「僕も行く~」(これは誤算だったけど)


斉藤「ちゃんと待ってるから、トミーも楽しんできて~」


と言うと、トミーママに手を引かれ渋々お出かけしました。
(その後一度トミーは脱走してきましたが、どうにかまたママと一緒に)


イーヴァを抱っこして、海にお散歩に行くと、娘の小さい頃もこうやってよく抱っこしてたよな~って懐かしくなりました。


二人で「海きれいね~」「足が砂だらけ~」って笑いながら遊んで、
この日は小雨が降ってきたので夕日も見れず、
ランタンに明かりがつき始めたころ戻りました。


この夕暮れ時が一番大好きな時間です。


私達が戻ったころ、イーヴァパパがうちの方にやってきて
パパさんと話していたようで、イーヴァママが


「よかったら、どうぞ~。とても辛いからきをつけてね。いろんな香辛料が入ってるから」」


と、ビールに合うというおつまみを作って来てくれました。
気をつけてというくらいだから相当な辛さかなと覚悟して、私も小さなのを選んで一口食べてみたら、



死にそうなからさでした・・・・・・・。


そこへイーヴァママが
「今日は私、カレーも作ったからこっちに持ってきていい?よかったらみんなでたべましょう~」


と言ってくれたので、我が家で準備してあるものもあるし、とりあえずみんなでたべましょう~となりました。


実は心の中では、おつまみがあの辛さなら、カレーはどこまで辛いんだろ。
さっきのあのおつまみ一口だけで、目が充血したんじゃないかと思うほどだったから、と不安がよぎったことは否めません。


次回はいろんな出来事が発生しますのでお楽しみに。