フツーに暮らしてますけど

いくつになっても「箸がころんでもおかしい年頃」のままで生きています。


日常のちょっとしたお話です。

2020年夏は (キャンプ初日の夕飯)

すっかり辺りも暗くなり、我が家持参のお肉を焼き始めた頃
イーヴァちゃん一家がやってきました。


この頃は小雨が降りだしたので、うちのメッシュのタープの中で食べることに。
スラムダンクパパ一家は友人宅で夜は過ごしてくるとのことだったので、今日は我が家4人と、イーヴァちゃん&パパ&ママ&パパさんの弟さんの8人。


私が作った飯ごうのご飯もありましたが、ママが山のような真空パックご飯と例のカレーを持ってきてくれました。


さて、どれだけの辛さのカレーなのかドキドキする斉藤。
うちの家族は、私以外の3人は結構辛さに強いメンバーなので、万が一の場合は3人に任せようと1人心の中で計画。
せめて福神漬けが合ったら、その甘味の勢いでいけるけれど、ネパールの方は福神漬けは持参じゃない様子。


神様「お前の望みをひとつ叶えてやろう♪」
斉藤「ならば~大きな福神漬けをく~ださい~♪」と願う斉藤。



「ハーイ、皆さんどうぞ食べてみてね~♪おいしいかどうかわからないけどどうぞ~」
と、ママがみんなの分を盛り付けてくれました。


ケイちゃん(57さい)と仲良しになったイーヴァ(4さい)はピッタリ隣にくっつき一緒に食べることに。


ディズニーの動画をスマホで見続けてご飯を食べようとしないイーヴァにママが言いました。
「プリンセス~ご飯よ~たべてくださ~い♪」


そう言われた瞬間にスマホを置いたイーヴァ。


「とにかくプリンセスが大好きだから、こうやって呼ぶと言うこときくのよ~」
と、ママ。


それを知ったケイちゃん(57さい)はすかさず、遠くに座っているうちのパパさんに向かって


「パパ~これから私のこともプリンセスって呼んでくれたら、言うこときくから~」


と言ったら、


「絶対ムリ」と言われ、プリンセスにはなれないことを思い知ったケイ(57歳)。


で、
いよいよイーヴァがドキドキカレーを食べ始めたので、私も一口食べてみました。


ん?
え?


あまーーーーーい♪♪♪


私が普段作るカレーよりずっとあまーーーーーい♪
日本のカレーと変わりない味なんですけどーーーーー
安心と同時にやってきたなんとなくの物足りなさ。
例えるなら、高所恐怖症の私がすごい高い位置から勢いよく落ちてくるジェットコースターに勇気をふりしぼって乗ってみたら、全然怖くなかった状態の感じ。


ママさんは私の向かいの席だったので
「ねえ?このカレーとても美味しいんだけどいろんな香辛料入れて作ったの?」
と聞いたら


「これはね、ゴールデンカレーの甘いやつよ^^」
って・・・・・。


日本のカレーの味で間違いなかった。私の味覚は大したもんだと自覚した斉藤。
あのドキドキはムダだった・・・・・。でも美味しかったです!


みんながまだ談笑している間に、うちのパパさんと2人でその場を離れて炊事場の隅っこに行って一服。(喫煙者なのでなるべく迷惑をかけないように生きてる夫婦)


そこでパパさんが


「やっぱり向こうのカレーは美味しかったな~。いろんな香辛料入れて煮込んだんだろうな~と思った。本当に美味しかったよな」


と。


「パパ、実に言いにくいんだけど、あれね、ゴールデンカレーの甘口だって言ってたよ」


しっかり先入観という魔物にやられていたパパさん。
実はパパさんの実家は小さい頃からゴールデンカレーの辛口を食べていたことを私は義母から聞いて知ってます。


ネパールのカレーを小さな子供も食べれる甘さにしていたとばかり思って食べたいたようですが、あなたが小さい頃から食べてたゴールデンカレーでした。
甘口のカレーなんて食べれないと普段言っていたあなたの味覚は、ネパールやインドの方が作ってくれたら美味しいものに感じるのだと知りました。


今度私がカレーを作る時は、ターバンを巻いて作るか、サリーを着て作ってみますね。


というわけで、真相を知り笑いながら二人で戻りましたが、その後大変な事態になることはこの時はまだ予想できてませんでした。


続きは次回に。