フツーに暮らしてますけど

いくつになっても「箸がころんでもおかしい年頃」のままで生きています。


日常のちょっとしたお話です。

かわいいけど・・・・ごめん。

節分も無事終わり、いい加減寒いのにも飽きてきた斉藤です。


先日、私に何の連絡もなしに、いきなりたくさん雪が降りまして、
そんな日にお通夜の予定が入ったパパさん。
その日パパさんは朝から仕事があり、その後にお通夜に出席して
帰りは夜8時以降になるので、疲れて帰って来るだろうな~と思い、
優しい斉藤は駐車場の雪かきをしました。
雪景色を見るのは好きですが、雪かきは結構体力を消耗するのできらいです。


そのきらいな作業をパパさんの為にと思いながら一生懸命に頑張っている最中に
帰ってきました。


「おかえりーーー!」


「ただいま。ありがとう」


いえいえどういたしましてー。
あなたに感謝されたくてやってるだけなのでお構いなく~♪
がんばってる姿も見てほしくて帰って来る時間見計らってやってただけなので~♪



そして翌日、


またまた雪・・・雪・・・・雪・・・・。
数時間でゴッソリ降ってます・・・・・・。



その日はパパさんがお休みで私が夕方から勤務の日。
出勤するときに車から雪を降ろせばいいかと思い、開き直ってゆっくり過ごすことに。


出勤1時間前になって、やはり少しだけでも雪を少なくしておいた方がラクかもと思い、
駐車場を見たら



あれ?車の上の雪が少ない?
知らない間にパパさんが雪を降ろしてくれてたみたいです!
私みたいになんのアピールもせず、黙ってやっていてくれてたのですね。


ありがとう――パパ!


と思いながら、車の上よーーーく見ると、






ん?
なんか乗ってる?









なに?これ










パパさん、車の上に小さな雪だるま作ってました。



まさか、雪ダルマでアピールしてくるとは思わなかった・・・・・。


「小っちゃい雪ダルマありがとう」
と言うと、


「うん」
とだけ答えたパパさん。


出勤の時まではカワイイ雪だるまをそのままにしておきましたが、
出勤時には、また更に積もっていたので、
屋根の雪と一緒に雪ダルマも降ろしていたら


2階の窓からちょっとだけカーテンを開けて見ているパパさんに気づきました。
まるでひっそりと愛人を見送る女の人のように、雪だるまの存在を確かめる人。



ごめんね、


だって・・・・・、




なんか変な髪型の車みたいだし、
節分意識したみたいにも思えるし、
コレ乗せたまま行って、着いてからいなくなってたらそっちのほうがショックな気がするから。
どこに落としてきたんだろうって探したい気持ちになるから。


あなたはこれで走ってる私の姿を想像して笑いたいだけなのも知ってるから。
雪だるまは置いていきます・・・・・・・。