フツーに暮らしてますけど

いくつになっても「箸がころんでもおかしい年頃」のままで生きています。


日常のちょっとしたお話です。

今日のお仕事の話

職場に置いてあるAED(自動体外式除細動器)。


心臓がけいれんし、血液を流すポンプの機能を失った状態(心室細動)になった際に、電気的なショックを与えて正常なリズムに戻すための医療機器でございます。


その機械に付属の電極パッドの交換時期がきましたので


まじめで仕事熱心な私は(誰も気づいていないことですが)

今朝、出勤してまもなく、交換作業をして古いものを送り返そうと思いました。


新しいものを準備し、AEDのフタを開けた瞬間に


「成人モードです!」


あまりの声の大きさにあせり、スイッチを探しても見当たらない。

立て続けになんかしゃべってるし、とにかくこれ止めないと、皆さんにご迷惑をおかけしてしまう。(すでにかけてるんですけど)


フタを閉めても大声で、音声ガイドも必死にがんばるのです!


「意識・呼吸を確認してください!」


意識ははっきりしてますが、アナタの声を止めたくて、私の呼吸は乱れてきてます。


スタッフ「なんの音ですか?すごい音ですね」


私「あ!AEDのパッドの交換・・・」

「胸を裸にして、AEDのフタから四角い・・・・」


もう説明するヒマはありません。


もう最後の手段、みんなをAEDから守るために、それを持って、人がいない場所に避難することにしました。

その間も大声でしゃべり続けるAEDのお姉さん。


「袋を破いて、パッドを取り出してください!」

それどころじゃないんです!静かにしてください。



ストックルームに閉じこもり、


そこでもう一回フタをしたら、そこに『切』の文字発見。


止まりました・・・・。



その誰もいない場所で、またフタを開け


「成人モードです!」

はい・・・・私はお疲れモードです・・・・

無事にパッドの交換に成功しました。


何事もなかったかのようにAEDを抱え、事務所に戻った私は、

あせったせいで、心臓がバクバクしてました。