やっぱり
今日はうちの会社のお給料日。
ロボットがフロントしてるホテルもある時代に、
お給料手渡しってのもどうかと思いますが、
うちの会社は一人一人に現金手渡し。
しかも今日は経理的なことは任せてあるスタッフはお休み。
私に、一円単位まで間違えずにできるのかっと。
やれるのかっと。
あらよっと。
と逃げ腰になってみてもやるしかない。
まあ15人ほどのお給料だから、時間かけてゆっくりやればできる。
こんないい加減なテキトーな私でもできるさ^^
一人心の中で自信をつけてみた。
シフトの関係で、今日3人は13時に帰るので、タイムリミットは
12時50分。
11時には現金が届くはず。
そこまでにできることはしとかなきゃと、お給料袋にお名前を書いてみたりして、準備OK。
11時にドアが開いた。来た!
「なんか、銀行の機械が故障したらしくて、30分後に銀行の人が現金を届けにくるそうです!」
って。
はい!了解!準備は出来てるから、明細もそれまでに入れときますよ~。
11時半頃に来るわけね^^
11時半。
誰も来ませんけど・・・。
12時。
銀行さん、全く音沙汰もないのですが、元気にお過ごしですか?
私はどうにか元気に暮らしております。
12時20分。
もうあなたからのお返事なんて待っていられない。
あなたを待ちわびて、どれほど私が苦しんだかをあなたはお気づきでしょうか?
私のこの想い、きっとあなたにはわかっていただけるものだと信じていたのに、裏切られた気持ちでいっぱいでございます。
12時25分
「もしもし、○○でございますが、本日11時30分にお越し下さるとお聞きしたのですが」
「あ!はい!申し訳ございません!只今出発いたします!」
あ!お昼ご飯食べてから出ようとしてたでしょ・・・
ホントはもっと早く出れたよね^^;
12時40分
銀行さん到着。
「まことに申し訳ございませんでした!大変ご迷惑をおかけし・・・」
「はい、大丈夫です。」(あと10分しかないので帰ってくれーーー)
引き続き謝罪のお言葉が、ディズニーのパレードぐらいの感じでいろいろ出てきます。
ミッキーだけ見れたら、もう私は十分なので、一刻も早くお帰りください。
「ごめんなさい!時間がないので;;ありがとうございました」
と、待ちわびた愛しの人にお別れを告げ、後ろ姿を見送ることもなく
札束を数えだした私。
(ココだけ聞くと、なんか怪しい女に)
はい、総額の金額は確かにございました!OK!
12時50分
3名のスタッフに手渡せました。
できた!間に合った!
お給料日にちゃんとお給料渡せた!
当たり前のことを当たり前にして、喜びを感じる幸せな人。
「おつかれさまでしたーーー」
その後すぐに、残りの12名の分に取り掛かるエライ私。
おし!5名終わりましたよ~♪
ホイホイ!8名終わりましたよ~♪
はい!あと一名様です^^
ない・・・・一万円札少ない・・・・
どこ?私どこやった?
きゃーーーどこ?
総額合ってたってことはどこかにあるはず。
あせりだしたその時、
「すみませーーーん」
と、今日先に渡した3名のうちの一人のスタッフがお給料袋片手に
「家に帰って開けたら、明細より10万多く入ってました;;怖くてすぐに持ってきたんですけどー」
って。
「ごめんなさい!本当にごめんなさいm(__)m」
私がオーナーなら、「迷惑かけたから、もうそのまま持って帰って^^」
と言いたい所ですが、私は雇われの身ですのでできませんでした。
一度渡したお金からいただくってのは本当に申し訳ない気持ちでいっぱい。
小さい頃、両親からいつも言われていた唯一の言葉は
「なんでもやりたいと思ったらやってみなさい。ただし、誰にも迷惑をかけちゃいけない」
ごめんなさいm(__)m 迷惑かけちゃいましたm(__)m
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